当日は月面Xとマギヌスクレーターの月面の魔女が現れる月齢に近いので観望、撮影を楽しみました。マギヌスクレーターの魔女に関してはNo.1171にまとめています。
撮影はBENRO POLARISにCOOLPIX P1000を載せて強めの風の中(夜は涼しい)、雲の流れに対応して適宜シャッター操作。青空の月は月齢7.9、夜は月齢8.1になりました。
画像1に青空の中の白い月齢7.9と夜の月齢8.1を示します。白い月は青空の中に輝いてとてもきれい、半月で見入ってしまいます。昼間と夜の月の間隔は約3時間(月齢7.9が2023/08/24 16:52、月齢8.1が2023/08/24 19:59の撮影)の差です。月面Xは最適時刻は過ぎてしまっていますが位置はわかりますね。何となくいつもよりXの位置と比べてLとEが影側になっていたように感じました。また、マギヌスのクレーターの中を拡大して覗き込みましたが、解像度の難点があるものの(顔程度はわかります)どちらも見えませんでした。
画像1 月齢7.9と月齢8.1の昼夜の月 2023/08/24 COOLPIX P1000 (左:16:52 ISO-100 f/8 2,000mm相当 1/200s 10枚スタック、右:19:59 ISO-100 f/8 2,000mm相当 1/80s 6枚スタック )
夜の月の撮影は時間がありましたので、月が見えなくなるまで(21:00前には高度10°程度では雲の中に消えてしまいました)、マギヌスクレーターの中の光に集中しました。結局20:48が最終的に見えたマギヌスクレーター。
画像2にマギヌスの魔女を示します。雲と風に邪魔されましたがISO-400 f/8 3,000×4倍=12,000mm相当 1/20sの6枚の静止画をAS!3で処理し、そのままの画像を90°時計方向に回転し顔の判別がわかるようにしました。左はスタック画像のままですが、右側にさらに明るさを調整し無理やり顔が浮かびあがらせてみました。それぞれ画像の左斜め上のコーナーが月の南方向になります。No.1171の魔女の画像例と比較すると似たような顔らしきもあるようですが顎が細く尖ったような顔とは少し見た目が違います。月面文字は少しずれても読み取れるので苦労を感じないのですが、月面Aも含めても文字確認よりもこちらの魔女探しの方が難しそうに思います。次のチャンスを待ちます。参考に画像3にマギヌスクレーターのみを拡大して示します。
画像2 マギヌスクレーターの月面魔女 2023/08/24 20:48 COOLPIX p1000 ISO-400 f/8 12,000mm相当 1/20s 6枚スタック
画像3 マギヌスクレーター 画像2の右側画像を拡大