現地では日没は18:40。15分後であればISSが見えるのではないかと期待し挑戦。もちろん観望チャンスとしては明るすぎて推奨されていません。今までの記録はNo.1051にあるように日没後16分を過ぎたケースが最短。日中も撮られる方がいらっしゃいますが、ここでは視力に頼る自身に限る記録です。

日没後、金星が18:50前には見え始めましたが通過時刻になってもISSは見えませんでした。双眼鏡は無し。しかし諦めずに真上に集中していると徐々に青空に変わりつつある領域にISSの光が捉えられました。結果として18:54:55から4K動画開始。

ところが映像にはボケた物体のみ。撮らなかったことにしたい気持ちになりましたが記録は残しておこうと、一枚のみを動画から選択、470フレーム目ですので、18:55:11の画像に相当します。これは当日の最高高度71.9°にほぼ一致します。

画像1にISSの拡大像と、通過後に撮影した金星を示します。ISSだけでは面白くないので並べてみました。当然のことですが個々に撮影した画像を一緒に示しただけです。右のISSの姿は良くわかりませんね。それではと本ブログでは度々引用、紹介している価格.comの縁側掲示板「国際宇宙ステーションを撮りませんか」を閲覧。そこに同時刻の望遠鏡写真が投稿されていました。サイエンス@千葉さんの写真です。ほぼ同じ角度で向けて撮影していることになるので参考にしているものです。なお、ISSではないのですがオーストラリアで撮られた素晴らしい写真も同時に掲載されていました。

画像1をそのままアンシャープネスで調整した画像を画像2に示します。写っている姿を上記望遠鏡の画像と比較してみると何となくわかるようになります。次のチャンスを楽しみにします。(10分以内の撮影時では成功したことはありません。撮影方法を工夫すればと思いますがそれには至っていません、ワンパターンの継続)

画像1 ISS拡大撮影 2023/05/16 18:55頃 COOLPIX P1000の動画から(右がISS、左は通過後に撮影した金星)

画像2 上記画像1にアンシャープネスの処理を行った画像