昨日は晴れて一日遅れの金星と木星の接近を画像1に示します。焦点距離50mmと500mmのシングルショット。木星にはガリレオ衛星、上からカリスト、ガニメデ、エウロパ、イオ。イオは木星の光の中にそれらしく。

前日の最接近画像は曇り空で何も見えず、しかしながらネットで多く見させていただき、さすがに目に焼き付きました、感謝のみ。これからは遠ざかるばかり。これだけ近づくのは久しぶりだそうで次の機会に、と書けないのが残念。でもシミュレーターでは今月末に天王星、夏には火星の惑星仲間が寄り添ってきます。

画像1 金星(上)と木星(下) 2023/03/03 18:20~18:24 COOLPIX P1000 左:ISO-400 f/3.2 50mm相当 1秒 右:ISO-400 f/8 500mm相当 3秒

反対方向の東の空に高く、月齢11.1に向けました。緯度秤動は地心表示で-6.6°ですので南極側が見えていそうと3,000mm×2倍相当で撮ってみました(南極の東寄りも撮りたかったのですが地形に慣れていないためか逃していました)。4枚すべてシングルショットでスタック処理はありません。画像2に月齢11.1、南極側、虹の入江、コペルニクス等を一枚にまとめました。

左下画像には南極側にはモレトス、ニュートン、マンチヌスが、影の部分には夜が明けたばかりでしょうか、シラーが見えています。画像右上には雨の海に虹の入江、プラトーが影のバランスで見事な円形上に見えて美しい、右下のコペルニクスもいっぱいに拡大すると影のバランスで見映えが良くなっていました。解像度は別にして月を知るには楽しめる日でした。

画像2 月齢11.1 2023/03/03 18:53~18:59 フルディスク:2,000mm相当、南極と虹の入江は6,000mm相当 コペルニクスは3,000×4倍mm相当