昨日は風もほとんどなく月と金星、それに上に木星と眺めるにはとても良い日になりました。西空を向くと薄明の中に明るく光る細い月と金星、その上に木星がやや控えめに並んだ様は美しい。

画像1に木星、金星、月齢2.1を景色と共に示します。この画像よりも眺めた方が明るく見えていた印象です。

画像1 月と金星が接近 その上に木星 2023/02/22 18:06 COOLPIX P1000 ISO-100 f/3.2 38mm相当 1秒間

辺りがさらに暗くなると細い月と金星の輝きは相対的に増したように見え、撮影を一時停止し見つめてしまうほど。画像2に焦点距離400mm相当で撮影した月と金星を示します。地球照の月と金星とのツーショット。

画像2 月齢2.1と金星 2023/02/22 18:17 COOLPIX P1000 ISO-800 f/5 400mm相当 1秒 5枚をAS!3でスタック

ここまで入り込むと金星の光り具合を何とかもっときれいにと。クロスフィルターを用いてレンズ前面に。しかし、ステップアップリングを忘れてしまい、そのままレンズ前の枠に載せて撮影。かろうじて光条を出して画像3に示します。

画像3 画像2の状態のままクロスフィルターでシャッター速度のみ変えて撮影 ISO-200 f/5 400mm相当 2秒

この後、いつものパターンで拡大撮影。画像4に焦点距離2,000mm相当の月を。縦軸を月の南北にあわせて回転しています。光の部分をトリミングしても良いのですがここでは全体を。右上にフンボルト海がクッキリと見えています、時計回りに見渡していくと、ガウス、縁の海やスミス海も。

参考に地球照の月を画像5に示します。この撮影時にはかなり高度も低くなるとともに、雲が周りに囲まれてきました。もう少し明るく撮ろうとしましたが間に合わず、もっと早く撮っておけば良かったか。暗めの画像しかありませんがそれを利用し明るさを増して少し月の表面が見えるように。

画像4 月齢2.1 2023/02/22 18:42 COOLPIX P1000 ISO-400 f/6.3 359mm(2,000mm相当) 1/20s 10枚をAS!3でスタック、RS6でWavelet処理

画像5 月齢2.1 2023/02/22 18:43 COOLPIX P1000 ISO-1600 f/6.3 359mm(2,000mm相当) 1/2s 5枚をAS!3でスタック、RS6でWavelet処理