昨年12月にひまわり8号から9号に交代した気象衛星が今年になって月を捉えたかどうか確認。地球の背後を通り過ぎるのは1月12日~1月15日の四日間でした。以下に示す6枚が写っていましたが、01/14以外は撮影範囲の境界と重なり画像が途切れていました。画像はNICT:情報通信研究機構のページで確認できます。次の機会は01/25~01/28の月齢2.9~6.0。以後、満月近くをいつの日か完全な形で写してくれるのを待ちます。(ひとり言:今日はISSがほぼ真上通過で今年最初の拡大撮影のチャンスでしたが全天雲だらけ)
2023/01/12 15:10
2023/01/14 17:30
2023/01/15 17:20、17:30、17:40、17:50
上記リストの中で1月14日の画像のみが全体の姿を見せていました。月齢21.9と進んでいるので記録だけに留めようとしましたが地心秤動が経度 -7.3゚ 緯度 -2.8゚と南側が見えやすくなっていると思われましたので月のどこまで識別できるのだろうかと取り上げてみました。
画像1にひまわり9号の原画を明るく調整し月を見えるようにしました。右斜め下に月が地球の背後から登場する所が写っています。画像に地球の周を描き加えています。その画像の月の部分を拡大し地名と共に画像2に示します。地名はステラナビゲータ11を使用。小さな画像で粗いのですが、月の南側近辺のクレーターが区別できて面白い。
画像1 ひまわり9号の画像 2023/01/14 17:30 NICT:情報通信研究機構から 画像調整し地球の周囲線を追加 月齢21.9
画像2 ひまわり9号の画像 2023/01/14 17:30 NICT:情報通信研究機構から (画像1の月の部分を拡大、月の地名を追加)