ISS Transit Finderで横浜で太陽面通過が予想されましたので、太陽中心通過を狙いに現地に。快晴、危険を感じる暑さ、熱中症対策、それまでして撮る楽しさがあります。調べたとおりの時刻、観察場所、通過コースおよび撮影条件で成功すると小さな達成感が味わえます。今回は2022/02/25以来(No.1013)、遠方までは出かけませんので大事なチャンスなのです。

太陽直視はとても危険です、顔は下に向いたままNDフィルターを通したモニター画面しか見ていません。

以下に4K動画をリサイズしましたが通過の瞬間5秒間を切り出して示します。少しフォーカスがずれていたのかも知れませんが(2,000mm相当でピントジャストにしましたがその後、1,800mm相当に下げたのですが再調整しなかったような記憶も)、小さく薄く下から上に通過するISSが映っています。揺れているのは風の影響です。音声(編集のため途切れてしまいましたが「45分ちょうどをお知らせします」)がそのまま入っています。スピーカ音には注意して下さい。

動画1 ISS太陽面通過 2022/07/30 13:44:54(動画ファイル撮影開始時刻とフレーム数から換算) COOLPIX P1000 4K ISO-100 f/6.3 1/1250s 1,800mm相当 固定撮影

原動画サイズをそのままPIPP(センタリングも含めて)で処理し、ISS通過フレームを取出してSiriusComp64で比較暗処理した画像を以下に示します。処理後の画像を見やすいように画像処理しています。黒点は小さいですが一緒に写っています。

画像1 ISSの太陽面通過 2022/07/30 13:44:54 COOLPIX P1000による上記動画1(4K原動画)から

ISSの陰影が捉えられています。やや左側にシフトして通過していますが、その誤差は軌道要素TLEデータの採用時期によるものと考えられますがこの程度ずれであれば今までの経験から問題なしです。当初久しぶりに3,000mm相当以上の焦点距離も考えたのですがフルディスク撮影にしました。

撮影後は映っていることは確かめましたので、編集の前にシャワー、のどごし一杯一気飲み、うまかった。気分が良いので夕方は月齢1.0以下ではないのですがBENRO POLARISの自動天体導入性能を確認したくひと休憩。前日までの挑戦、水平月(例:No.948)は28日5:30では明るすぎ、29日新月近くも探せずに失敗でしたのでそのうっぷんを解消したくもありました。