iOS version v1.2.5にアップグレードし、POLARIS本体のファームウェアを(6.0.0.11)、Astroキットのファームウェアを(1.0.2.6)最新版にすると、上記リンク先の説明にあるように少し便利になりました。この中で注目したのは下記二点です。導入天体の高度、方位のデジタル表示と赤緯、赤経入力による任意天体導入。

1. 目標天体に関して前バージョンでは天体の導入プロセス中にのみ高度と方位がデジタル値表示されていましたが、処理を終了すると消えてしまいました。これがプロセス終了後も別ラインで表示されるようになりました。

2. 太陽系、星座、主要恒星のみの選択しかありませんでした。例えばオリオン座および主要恒星(ベテルギウス)の選択が可能でしたが、オリオン大星雲はリストにありません、またアンドロメダ座はありますがアンドロメダ銀河はありませんでした。どちらも星座から追跡する方法が考えられますが非効率的です。これをBENROチームに問い合わせたところ、今後さらに改良していくとの回答でした。ならば手動入力でその天体の位置を入力し導入をすれば良いと思いついていたところ、タイミング良い改良となりました。(メシエ天体も検索欄でGoToができます)

その画面を画像1に示します。但し、赤緯、赤経の入力を別アプリで位置を確認して実行したいのですがメモしておこないと少々時間を要してしまいます。1分程度のずれですから超拡大観測、撮影にならない限り問題はないと思われますが実効的なずれは確認していません。

画像1 BENRO POLARISの任意天体座標の入力設定画像