数日前で少し過ぎ去ってしまいましたが撮影記録。

両日とも部屋から撮影。きれい、美しい。気流の影響でユラユラしていましたが4K動画の処理でなんとかなるでしょうと。満月なんて平面的で撮影は面白くないと思っていましたが、秤動やセンタームーン等を知ると不思議に月の見方も変わり楽しめます。

関係のない話なのですがP1000の液晶画面ではとても月がクリアでキレイに見えるといつも感じます。まるで月だけをキレイに撮れるように工夫したのかと間違える程です。しかし、それに似た画像に撮れたことはありません、もったいない、なぜだろうといつも?(独り言)。

今回の撮影はISO-125 f/6.3 2,000mm相当で1/250s、1/320s、1/400s、1/500sと30秒間から45秒間の4K動画 → 900枚から1350枚のフレームをAutoStakkert!3で5%利用率処理、RegiStax6でWavelet変換。この中で1/400sの画像を代表例として採用しました。

満月は2022/02/17 01:57 月齢15.5。画像1はその6,7時間前で月齢15.2、画像2が満月の18時間後の月齢16.2。そのため、画像2は月齢が進んだ分、月の欠けた縁の部分のクレーターが目立ちます。月の南北はステラナビゲータを参考にフリーハンドで回転し上下になるようにしました。画像中に月の諸情報を加えています。なお、測心秤動(横浜)は以下のとおりです。測心経度、測心緯度の順です。

2022/02/16 19:14 -3.68° -6.33°

2022/02/17 20:03 -4.01° -6.26°

画像1 月齢15.2 2022/02/16 19:14 COOLPIX P1000 ISO-125 f/6.3 2,000mm 1/400s/frame 4K動画からAS!3で処理

ここで、秤動で南側が見えやすくなっていると思いましたので何か面白い場所がないかとステラナビゲータと対比している途中で「ほんのり光房」様を拝見したら、(欠けた満月を観る)の記事が載っていました。記事には他の関連内容も触れられ勉強になりました。

まずは画像。私にとっては貴重な望遠鏡による画像が載せられていました。ほぼ満月(1.5時間前と記述されていました)に近く、自身の画像とは5時間ほどの差です。解像度が劣る分このような写真が参考になりそれと照らし合わせて写り具合を確認することで楽しめます。南極近くのスコット、アムンゼン、シューメーカー等の紹介がされていましたがここでもそれなりに写っているようです。全て位置も名前も初めてでした(記憶しよう)。

画像2 月齢16.2 2022/02/17 20:03 COOLPIX P1000 ISO-125 f/6.3 2,000mm 1/400s/frame 4K動画からAS!3で処理

画像1が満月の7時間前ですので南側の欠けた、クレータとして見える部分が消えると想像していましたが上記「ほんのり光房」様の記事を読むとそうはならず満月は縁で欠けた状態のまま過ぎて下弦へと進むようです。今月は下(南側)が欠けた満月状態に見え、6月を過ぎると逆に南側はクッキリとして北側が欠けた満月になるようです。欠けた満月の表現もとても面白い。