こここで掲載する写真は2016/2/11に撮影したものです。(Rev.1 2019/02/02追記。COOLPIX P1000によるオリオン大星雲の写真も撮ってみました。露光時間が60秒間になった分、良くなったように思います。No.476とNo.477に投稿しています)
No.023では一眼レフで撮影したオリオン大星雲をさらにトリミング拡大して載せたが、その画角と同じような写真をCOOLPIX P900で最初から望遠にして長く感光させえすれば(ノイズがあまり出ないと予想して)きれいに撮れるのではないかと思い挑戦してみることにした。今までにこのカメラで35mm換算で焦点距離1000mm相当の大星雲を撮影した例を見たことが無い。
静止画撮影モードでシャッタースピードを30秒間以上にしたいのだが、No.026で説明したシャッタースピード制限値のため無理。そこで使用する画素数が200万程度になってしまうが25秒間の露光時間を取れるタイムラプスモードで数段階のズームアップをパラメータとして撮影することにした。動画として記録されるのでズームアップ時の焦点距離等の詳しい撮影条件はわからない。撮影は赤道儀で自動追尾した。
各ズームアップ条件下で撮影した動画から静止画に落として、加算平均処理や加算合成処理(望遠にすると25秒の露光時間では暗すぎるので、数枚重ねて見かけ上の露光時間を長くした)して、一枚の写真にした。全てトリミングなしの写真。
この結果とNo.023とを比較するとオリオン大星雲のさらに真ん中しか光を集められず周りの淡い所は写っていないが光害地域真っただ中にしては仕方がないまあまあ。そしてタイムラプスではなくて通常の静止画撮影時のシャッター速度をバルブまたは制限値を60秒等にできれば星雲も少しは画質の良い写真が得られる可能性があると感じましたがどうでしょう。
ズーム最小10枚RegiStax
ズーム小 5枚加算処理
ズーム中 3枚加算処理
ズーム大 5枚加算処理