(追加:光跡撮影の結果も整理しましたので本ページ末尾に追記します。2020/11/24記)
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No.790を基に4K動画撮影に挑戦。赤道儀持ち出しも考えましたが、そんな面倒なことはやめて、三脚に載せるだけで一発撮影で臨むことにしました。ISO感度選択とシャッタースピードに悩みましたがISO-1600 1/800秒 f/8 539mm(3000mm)で成功です。4K動画を2K動画に変換しています。
PIPP(フレーム取出し) → Digital Photo Professional 4で全フレーム画像一括調整木星縞模様出し → PIPP(動画に復元) → VideoStudio2020で変換。
木星の左に通過する光る点(拡大すると四角)がISSです。いつもの拡大撮影はしませんでしたが、クルー ドラゴンがドッキングしたばかりで先頭に(上に向かう先端部に駐機しています)あることを想像しながら眺めました。通過時刻はNo.790と1秒も狂わずドンピタリでした。木星も3000mm撮影ですので自転により右に移動しています。
再生速度は見たままの等倍です。ISSの写り始めから消えるまで57コマ、あれっ、太陽が半分は画面から外れてしまう倍率なのにコマ数が57と多い、と思いましたが、真上を通過する場合(No.744)と大幅に距離が違っているので当然のことでした。今回は、四国の南、太平洋はるか先の上空を飛んでいるISSです、通常は撮らないのですけれど、接近が珍しいので。
以下の比較明画像はPIPPで木星アンカー処理した後SiriusCompで実施、PaintShopPro2021でコントラスト、明度調整。
ISSの他、月齢3.2、火星、木星、土星を計20分程度で撮りましたので、後日整理編集します。EOS M6の方では18mmで軌跡を自動撮影で実行。二刀流でした。
(光跡写真の追加)
次の写真の下部に写っている明るい星は木星、その左上が土星です。ISSはその間を通過しています。通過後は地球の影に入り写真上部のように「すうーっ」と消えました、その時の高度は50°以上です。
ISSが木星に接する光跡写真のようになってしまいましたが、比較明処理(16枚)により通過直前の木星が拾われているためです。ISSが木星に接近して通過する直前約10秒前の写真から連続9枚の写真を比較明処理した光跡写真も添付しておきます。木星には接触せず左側を通過した様子がわかります。EOS M6 ISO-200 f/3.5 18mm 10秒露光、2秒間隔撮影。
ISSは木星の左側を通過しています。この部分を3000mm拡大撮影した結果は前述の動画および拡大撮影画像のとおりです。