No.651には2020/01/04 05:30~06:30についてのみ整理しましたが、この記事に追加し、03:30~05:30までの流星も整理したものです。
ここでは、2時間データのうち、04:30~05:30の1時間に見られた流星で、特に大きいまたは長く流れた流星は一つも無いのですが、流星群の放射点との関係をまとめてみることにしました。
1時間に19個(ほぼ同時刻2個が1回観測)が見られましたが、その光跡と恒星日周運動の軌跡線と区別を容易にするため、流れ星は赤く塗りつぶし、さらにフリーハンドで黄色の点線で流れてきた方向に線を引いてみました。その処理前後2枚の画像をアニメGIFにしました。これを図1に示します。元になった画像も図2と図3に示します。なお、人工衛星等の光跡は意図的に削除しています。
4:30~5:30のしぶんぎ座流星群の放射点はステラナビゲータ11の画像を参考にすると、天文台ドームのほぼ真上方向で高さは画像の縦幅の1/5程度を画像上端からはみ出た領域に位置します。
こんなにも同一方向から流れて来るのものだと実感しました。ダスト・塵の空間分布と対応しているのでしょう。
その他、観測された流星の個数は以下のとおりですが、03:30~04:30の比較明処理画像を図4に載せておきます。それと図2と図4を合体させた画像も図5に示しておきます。
03:30~04:30頃 16個、
04:30~05:30頃 19個(18枚の画像でしたが、1枚に2個写っていましたので19個)、
05:30~06:30頃 45個(ほぼ同時刻に2個出現2回)
(感想)
朝日新聞社・東京大学のコラボによるライブは眺めているだけでも面白く、記録データとしても価値があるように思われます。自身にとっても、これだけわかりやすい流星群の特徴(放射点との対応のエビデンス)を整理できるとは思いもしませんでした。
ここでは趣味に興じてごく身近で初歩的知識の範囲での話題、内容(自己満足ですが大切)ですが、NASA、JAXA、気象庁の画像データも著作権上等で問題ない限り、クレジットを明確にして載せています。新たにこのライブも加えたいと思います。望遠鏡等で天体写真を撮ることの面白さとは別にこのようなデータによる楽しさも味わいたいと思います。