2019/02/03の金星と木星はNo.515に投稿済みですが、改めて原写真からAutoStakkert!3ではなくてRegiStax5で処理してみました。動画からスタックした写真です。これを同時刻のStellariumの惑星画像と比較しました。

COOLPIX P1000の写真としては良くないかも知れません、木星の大赤班は薄っすら、もやもやの、微妙な写りです。もともと性能限界の写りに近いのでしょうけれど。少し調整で明るくし過ぎたかも知れませんが、コントラストを強く明るさを下げると縞模様がもう少しはっきりと、それに大赤班もそれらしく見えてくるのですが、逆に写真らしくなくなるのでやめました。

以前から大赤班が人の目のような形状ではなくて丸くなって、しかも小さくなってきたのが気になっていましたので、最近の望遠鏡写真でも同じなんだろうかと久しぶりにネットで探しましたが、ここ数か月間の木星の望遠鏡撮影例は見かけませんでした(見つけられなかったのかもしれません)。

秋以後、木星は太陽の方向に位置するので日中の観察となり無理。やっと年が明けて、今回のように早朝に見られる惑星、太陽の位置関係になったのかと思います。これからは夏にかけて地球から見て太陽と反対側の位置関係になるので夕方・夜等の撮影例が増えてくるのかも知れません。

NASAの木星写真ではあまりに近すぎて絵画調、そこまでの詳細な写真でなくても、Stellariumのシミュレーション画像に似たような一般の望遠鏡でやんわりとした縞模様や大赤班を見たかったのです。

金星も公転周期の関係から今は半球状ですが、これから徐々に白球の輝きに変化します、ただ三日月のように見えるのはオリンピックの2020年の春頃のようです。