2026/02/17に金環日食がありました。しかし、撮影画像を公開情報から探しましたが目にできていません(2026/02/19現時点)。と言うのも参考欄に示したNASAの図のように南極大陸にかかる地域だからでしょうか、南極研究家で天体観測の方がいらっしゃるのではと期待したのてすが….。
観測画像が見られないのならその日食の様子を確認してみようと、ステラナビゲータ12でシミュレーションしました。
参考図1の最大食地点を基にそこからの日食の様子を動画1に示します。動画は黄道座標表示ですが最大食時刻は2026/02/17 12:11:45 UT(同日21:11:45 JST)。現地標準時にすると日没ほぼ2時間前の18:11:45で、その時の太陽の高度は12°。
動画1 ステラナビゲータ12による2026/02/17の金環食 2026/02/17 11:00~13:25までの1分間隔アニメ
参考として、地球から見た日食時のデータとは少しずれますがNOAAの宇宙天気予報センターの人工衛星GOES-19のCCOR-1の太陽コロナ観測画像に月が写り込んでいましたのでDLしておきました。その様子を動画2に示します。
2026/02/17 03:00~2026/02/18 08:15 UT (2026/02/17 22:00~2026/02/18 17:15 JST)の様子です。月がコロナグラフのためのマスクに隠されてしまっているので日食の程度はわかりませんが太陽に重なって通過していると想像できます。画像でほぼ全体が真っ暗になるのは2026/02/17 19:40 UT 前後です。ステラナビゲータでも確認しましたが黄道座標表示でみずかめ座の近くの恒星の並びが確認できました。またこの時点での画像縦軸がほぼ太陽の南北に一致しています。
月が太陽に対して複雑な動きを示しています。右から月が現れ、太陽の南側を通過し、左に消え、再度左から現れて太陽に近づき、太陽を遮った後、急にUターンして左に消えていきます。
これはGOES-19が静止衛星(高度は約35,800km)で太陽を観測しているのでその衛星の動きと月の軌道上の動きの差からこのように写っていると想像されます。シミュレーターでもう少し太陽を中心にしてその月の動きを示そうと思ったのですが表現できていません。
GOES-19は2024年6月25日21時26分(UTC)に、アメリカ合衆国フロリダ州のケネディ宇宙センターから、SpaceXのファルコンヘビーで打ち上げられたものです。画像は15分ごとに得られるようです。
動画2 NOAAのGOES-19/CCOR-1 コロナグラフからの月の動きの様子
(参考)
https://eclipse.gsfc.nasa.gov/SEdecade/SEdecade2021.html
https://eclipse.gsfc.nasa.gov/SEplot/SEplot2001/SE2026Feb17A.GIF
参考図1 2026/02/17の金環日食が見られる地域
