今月は11/04~11/14の間にほぼ三日間隔で4回太陽面をSeestar S50で撮影しました。そんなに黒点が多いと感じませんでしたが、最初の11/04にはその中でも大きめの黒点4274が東側の端に見え始め、11/14にはそのまま自転により西側の端に移動する様子が見えました。太陽白色光の画像では活発な様子はわかりませんが、専用の太陽望遠鏡やSOHO等の公開観測データでは活発な様子が報告され、特に2025/11/11 19:00JST頃には黒点4274の領域で爆発(フレア)が発生し、しかもその時にちょうど地球方向に向けた面で発生したので吹き飛ばされたコロナが地球へ影響したとNICT等から報告されています。
自身で撮影した3日間毎の太陽の様子を再度整理し画像1に示します。この画像のみですと特に珍しくもなくメモに残すようなことはなかったかもしれませんが、これに合わせて上記爆発が発生し、しかもSOHOのC3画像に見られたエネルギー粒子が撮像にもたらした痕跡は、久しぶりというか滅多に見られない様子でしたので記憶に留めるため画像2に示すことにしました。フレア発生は11/11ですから黒点の位置は真正面からやや北西の領域に移った時に発生したと連想すると興味が湧きます。
画像2では、爆発の様子としてコロナの変化として同心円状の広がりを見せていることから、こちら地球へ向かってくる様子が連想できます、乱れ飛ぶ白い線状の痕跡は放射線被ばくを思ってしまいました。太陽を隠すマスクが無ければもっと多数の白い線が中央にも写ったのでしょうか。SOHOは150万km地球から離れたL1点ですので、この様子がもろに地球にもたらしたことを思うと大丈夫だったのかと。
画像1 太陽 2025/11/04~11/14 ほぼ3日間隔の4枚の画像をGIF画像に Seestar S50
画像2 SOHO C3画像
