一昨日2025/04/18になるのですが晴れていましたが風が強く薄い雲の影響か少し明るめに感じた夜空でした。それでもSeestar S30に続き一度Seestar S50(以下Seestar)においてもEQモードを試したく持ち出しました。
三脚にKenkoのスカイメモS用微動運台を取り付けその上にSeestarを載せました。なお、Seestarの天体導入等の方位回転時に本体底面が微動運台プレート固定用の回転ノブに干渉するため事前に以下のように対策を考慮。
Seestar本体底面の回転機構の部分にはパノラマパンベースプレートをその厚さ分だけ浮くので使用、かつ運台側のアリ型プレートの固定用ボルトは直径の小さな回転ノブに変更しぶつからないようにしました。
画像1に撮影時、それに合わせて角度偏差調整後の様子を示します。風のため、転倒のリスクを避けるため三脚を大きく開き本体は低位置になるように設定。この状態でM82葉巻銀河を例にして導入、15分間の20秒×45枚を撮影。薄い雲の影響か背景色の変化(周りが白っぽく写ってしまい)が著しいので中央部分のみをトリミングし画像2に示します。
S30およびS50のEQモードの使用をとおして感じたことなのですが、画角内に大きめに入ってしまう天体はフィールドローテーションが気になりますのでこのモードの利用が良いと思われますが、中央部分に小さめに写る天体の場合はその限りではないように思いました。30秒露出にしても今回の撮影の場合にはスタック用画像採用率もそんなに高くなったようには感じられませんでした。
EQモードの設定が容易だとは言え、手軽な扱いやすさは置くだけの経緯台式の方が良いです。用途に合わせて使い分けると良いのでしょう。
画像1 Seestar S50の赤道儀EQモード
画像2 M82の試し撮り Seestar S50 EQモード 20秒露光×45枚スタック