昨日は近くの公園に出て、Seestar S50(以下Seestar)、EOS-M6およびCOOLPIX P1000(以下P1000)の三台で天体観察、撮影を楽しみました。
最初にSeestarによるISS拡大撮影の結果を示します。ISSが木星に接近通過するので調べた結果、同じ画角に木星とISSは撮影できませんが木星のすぐ左側を通過するのでその位置を追尾し独立にその姿を捉えようとしたものです。
撮影方法は以下のとおりですがISSの通過の様子は捉えられましたが、形、姿は捉えられず失敗、明るい大きめの光点の通過のみになってしまいました。
(1) 最初に木星を自動導入、
(2) その状態から望遠鏡を木星の左側へ一つ分(写野画角)シフトさせ、かつその位置で追尾を開始するように設定。(ステラナビゲータで通過コースを拡大して確認)
(3) 恒星モードではスタックされてしまうので月撮影か景色モードのどちらかを選択。今回は月モードを選択しそのまま待機。撮影条件は自動としました。
(4) 通過1分前からビデオ撮影を開始。
結果を動画1に、また取り出したフレームを比較明処理して画像1に示します。写野内の通過時間は約1.5秒間でした。
ご覧のとおり、一コマ毎のISSの姿にはならず、シャッター速度が遅いのか明るい伸びた光点になってしまいました。
月撮影モードにできたので自動で撮れるだろうと思いましたが予想が外れてしまいました。写野に参考となる星は見えていませんでしたので、もし見えていたら手動撮影モードに切り替えて感度、シャッター速度を調整し成功したかも知れません。
動画1 Seestar S50によるISS撮影 木星接近通過時の応用 2025/01/31
画像1 動画1の比較明処理 一コマ間隔削除して少ないフレーム数で処理