この日は午前中に太陽、夕方に彗星、夜になって、木星等を撮影。ここでは彗星をSeestar S50で撮影した画像を示します。画像1にスライダー表示にして恒星基準処理画像および彗星基準処理画像の二枚を示します。45分間撮影を継続し、139枚のFITS画像のうち、127枚を採用(ブレや人工衛星の写り画像は採用せず)、Sirilで処理したものです。

撮影中、浮かび上がる彗星が遠ざかっているのに逆に明るく感じました、空の条件が良かったのかも知れませんが、尾がV字型に広がっているように見えます。まだまだ写るのでしょう。今まで彗星移動が大きかったので恒星基準では長い線状になっていましたが、45分間の撮影中でも核がそれほど長くならずに写っています。彗星の下には明るくへび座多重星 θ星63θSerが輝き、モニター画面では二つの星が分離して明るく見えていましたが、ライブスタックされるにつれて星が重なり一つの星に見えるようになりました。画像も重なって一つになっています。

画像1 彗星C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLAS Seestar S50 2024/11/23 17:47~18:32