とにかく晴れれば何回撮っても飽きません。2024/11/19 18:05~18:31 Seestar S50。
当日の撮影天体は、金星、彗星C/2023 A3、かんむり座T星(T CrB)の三つ。撮影画像をまとめて画像1に示します。
画像1 金星、彗星C/2023 A3、かんむり座再帰新星T CrB 2024/11/19 18:00~18:30 Seestar S50
(金星)
今日の金星は明るく、こんなにも南寄りなんだと、高度は9°と低く、建物に隠れる前に撮影。動画で×4倍を選択してMP4動画撮影。動画処理で2倍にズーム再動画化してPIPP、AS!3で処理。動画はぐにゃぐにゃしていて金星なの?と思ってしまいましたが、処理後ではそれなりの形に。今の金星は月齢10相当の形です。宵の明星が続き、今は小さいのですが、来年春に向けて3倍以上に大きく、三日月状に見えるようになりますので楽しみです。
(C/2023 A3)
3分間の10秒×18枚のスタック。撮影開始して20秒もしないうちに彗星がモニターに現れます。光害の影響を受け厳しい撮影ですが、Seestarの適切な事前の自動撮影条件設定/画像処理により浮かび上がる画像には思わず、おっ、今日もと。彗星は8~9等級、地球からの距離も1.6 auと10月最初の撮影の時から3倍以上も遠ざかってしまいました。それでも、まだまだ。
(かんむり座T CrB)
高度は10°とかなり低くなってしまい、そろそろ夕方の暗くなった西空での観測撮影は厳しく、早朝モードの東の空へと切り替わる時期になりました。もしかすると夕方の撮影は最後になるかもしれません。
既に新星爆発(再帰)の予想は過ぎてしまいましたが、それだけのことで可能性は続きます。爆発予想の経緯はAstroArtsページの中で高橋進さんが解りやすく説明されています。さらに個人的にSeestar S50による爆発監視キャンペーンに注目した日本変光星研究会のページにもまとめられています。