昨日から夕空に見せた多数の紫金山・ATLAS(ツーチンシャン・アトラス)彗星の撮影画像が見られるようになりました。今週が最も一般に彗星観望のお勧めなどと画像で紹介されることでしょう。さあ、撮りに行こうと。
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彗星の軌道の関連で見え方として変化しますので、9月末から10月初めの(1)早朝の彗星、10月上旬の(2)SOHO等による見かけの太陽接近画像、そして今週以降の10月中旬の(3)夕空の彗星 を楽しみにしていましたが、このうち、(2)のSOHOやSTEREO画像が太陽のコロナの状態を強調しているためか彗星も強烈な明るさで見えています。例えばNo.1374の画像でしたので、元のSOHO FITS画像に遡って、見た目の好みなのですが彗星の姿を表示してみました。
画像1はSOHO LASCO C3画像です。上記画像を交互に表示しています。ちょうど、太陽表面爆発、その影響で画像に白色点が多数現れ荒れている時期に相当しています。青色背景の画像は2024/10/10 04:06 UT、彗星の姿がそれらしく見えるFITS画像は2024/10/10 04:14 UTと8分差の画像です。左端には水星が見えています。
これに合わせてSTEREO-AのHi-1画像を画像2に示します。太陽は右端画像外、左には水星ではなくて金星が写っています。2024/10/04 08:31 UTから24時間ピタリの間隔で2024/10/08の5枚による変化です。
彗星の姿は美しい、そのような夕空の画像を撮ってみたい。
画像1 SOHO LASCO C3画像によるC/2023 A3の比較 2024/10/10 04:06および04:14
画像2 STEREO AによるHi-1画像 FITS画像による 2024/10/04 08:31 UT~2024/10/08 08:31の24時間間隔表示