現在の土星の環は幅が細く見えており、先日No.1357のとおりCOOLPIX P1000によりどこまで見えるのか確認しました。
過去の記憶からこの道具でも土星はもう少しくっきりした画像が得られていたのでは、との自問自答から過去の撮影例と並べて比較しました。画像1にそれを示します。どちらも4K動画からのスタック画像です。参考にステラナビゲータ12の天体情報では以下のとおりです。
2023/11/22 視直径 17.2″ 地球からの距離 9.68 au 明るさ 0.8等
2024/08/21 視直径 19.1″ 地球からの距離 8.71 au 明るさ 0.7等
画像から推察されるようにどうやら解像度の点からCOOLPIX P1000ではほぼ限界かもしれません。この実写するまで公開されている多数の望遠鏡による画像ばかり見ていましたのでそれに慣れていました。
それでもP1000でも土星らしく見えていましたので後日、シーイング等で少しだけでも良い画像が得られれば載せていこうと思います。
画像1からやはり天体現象として環が細く見えるのは面白い、来年はNo.1060の記事のようにもっと細く見えるので解像度に関係なく楽しみたい。
土星の環の特徴は地球から見て左側の画像の方が個人的には素直に受け入れられます。
画像1 土星の環の見え方 2023/11/22と2024/08/21の比較