梅雨があけましたが、まだ薄い雲が漂ったりしてすっきりしません。それでも一昨日、昼間に太陽、夜になって月が見える時間帯がありましたので撮影を。太陽は黒点が多数、月の撮影は先月の満月以来で地心秤動がいずれも経度-6°、緯度+6°以上と大きく意識しながら眺めました。

そう言えば晴れがなかったこの時期、反復新星T CrBが気になりましたが、まだ爆発はなく、晴れれば継続して観測撮影にのぞみたい。今日07/20の夜も雨の模様。

以下にSeestarによる太陽と月、COOLPIX P1000による月面巡りの結果を示します。

1. COOLPIX P1000による月の撮影

画像1に月齢12.5を示します。全体月面の2,000mm相当の画像を見ると左端に見える明るい点、③アリスタルコスが際立って目立ちます。白さが強く見える点は美しい。虹の入江、プラトーを眺めながら上にシフトすると①のクレーターがくっきりと。いつもの②フンボルト海、それから南に移していくと④SLIMの思い出、テオフィルス、キリルスその中のShioli(小さいので見えない)近くに逆立ちしているはず、左に移すと⑤湿りの海の北側にガッセンディ、大小のクレーターが目立ちます、途中⑦ティコを過ぎて南極側に。南極からは少し離れていますが⑥シッカート、シラーはわかりやすい。20:49~20:58の約10分間ですが楽しめました。

画像1 月齢12.5 2024/07/18 20:49~20:58 COOLPIX P1000 ISO-100 2,000mmおよび3,000mm×4倍相当

2. Seestarによる太陽と月

同日の午前中に撮影した太陽、それと上記P1000の観察撮影のあとに撮った月齢12.6をそれぞれ画像2および画像3に示します。太陽はたくさんの採番された黒点(群)、汚れたようにたくさん見えて番号付けも面白い。月齢12.6はP1000に比べて独特の表現、イメージの仕上がり。

(余談:COOLPIX P1000は製造、販売が中止され残念に思っていたのですがその後継機の情報を目にしました。噂の実現、期待したい。またSeestarもそろそろラインナップをそろえる時になったのでは。DWARF-IIIの販売は楽しみにしていますが、スマート望遠鏡は安価で容易に天体観測を楽しめる道具として発展すればうれしい。大きめの口径の望遠鏡でクリアでキレイに、スマート望遠鏡で簡単に、これからは両刀使いも増えて欲しい)

画像2 太陽 2024/07/18 10:18 Seestar + ND100000

画像3 月齢12.6 2024/07/18 21:11 Seestar