2024/06/13は晴れ。銀河、星雲は地域の光害下でも、天体導入が正確、簡単に即モニターで眺められるし、写り具合の変化の様子も楽しめるのでどうしてもSeestarを頼りにしてしまいます。ポイと置くだけが魅力。
昨日もかんむり座の反復新星T CrBの明るさ測定キャンペーンの撮影後、時間がありましたので渦巻銀河・子持ち銀河M51に向け、前回よりもさらに枚数を増やしてモニターに浮き出てくる様子を確認、楽しみました。
撮影結果を画像1および画像2に示します。20秒×105枚の内部ライブスタック画像です。画像1は画像2のM51部分を2倍に拡大しています。画像2はSeestarから取りだしたjpg画像を明るさのみ調整した画像です。20:30頃から撮影を始めて1時間近くお任せ撮影にしました。スタック採用率は61%。
この長い時間スタックを続けていると画像2で明らかなようにM51の姿に変化はないのですが写野が最初の撮影時よりも時計回りに25°も回転してしまいます。その様子をもう少し容易に理解するため動画1にまとめました。再生スピードは関係なく単純に撮影した順番にその変化の様子を示したものです。各画像は上下反転していることに注意してください、Sirilからセンタリング画像を取得してそのまま整理しているためです。(訂正:静止画と同様に見たままの映像に再編集しました)
各フレームはそのままの画像でM51はかなり薄く写っています。FITSファイルからスタックすればクリアに表現されるようになります。
画像1 渦巻銀河M51 2014/06/13 20:31~ Seestar 20秒×105 Seestar内部スタック(画像2からトリミング)
画像2 渦巻銀河M51 2014/06/13 20:31~ Seestar 20秒×105 Seestar内部スタック
動画1 渦巻銀河M51 Seestar撮影時 採用画像の連続変化(中央にM51が薄く写っています)