COOLPIX P1000で昼間の青白い月(No.1311)に続けて夜の月を撮影。上弦は当日の早朝4:13でしたので半日以上経過。月は高く、モニター画面で観望。
画像1に上弦をやや過ぎた月を示します。5枚の静止画をAS!3でスタックしています。全体を眺めた後、月面文字を確認。画像2に月面Xおよび月面LOVEを示します。デジタルズーム6,000mm相当の焦点距離で全文字が写るように撮影。一枚の静止画です。文字の領域をクロップして右側の同画像には文字で補いました。もう少し早めの時刻の撮影の方が良かったかも知れません。文字LとEの左側にマギヌスのクレーターがあるのですが、この時刻では特にRay現象に伴うマギヌスの魔女はまだ現れていませんでした。
画像1 月齢7.7 2024/04/16 20:47 COOLPIX P1000 ISO-100 f/8 2,000mm相当 1/80秒 5枚のスタック画像
画像2 月齢7.7 月面Xおよび月面LOVE 2024/04/16 20:48 ISO-100 f/8 6,000mm相当 1/60秒
続けてモニターで眺めつつ撮影した中から三枚を選んで画像3に示します。全て6,000mm相当の単体画像でそれぞれトリミングして並べました。
まず、下の画像、南極に近いスコットやアムンセンが秤動により手前に回転していますので良く見えていました。秤動はこの時刻で地心秤動で震中央経度 5.6゚ 中央緯度 -6.4゚でした。
上の右側の画像は中心より右側(東)に位置しているSLIMが着陸しているキリルス・クレーターです。既に太陽光が当たっていますのでSLIM自体は熱くなっているのでしょう。それに耐え、今月中に満月を過ぎればまたソーラーパネルに光があたり目覚め信号が送られてくるかもしれません。左の画像は北側にある領域で明暗境界ですので暗めですが夜明けとともにその陰影の特徴が見えていました。アルキメデスは夜明け直前でまだ見えていません。
画像3 月齢7.7の拡大観察 2024/04/16 20:50頃 ISO-100 f/8 6,000mm相当 1/40秒 3静止画から編集