ISS、四惑星の撮影の後、東の空にオリオン座が昇ってきました。今までは深夜近くにならないと南の高い位置にありませんでしたが、年が明けてこの時間帯になると見せるようになったのですね、撮影対応可能な時間帯に合致し、これから時々撮りたい。

COOLPIX P1000は星座や星雲の長時間露光の撮影には向いていないことは承知していますが、以前、No.476No.477のように無理やり撮ったことがありました。今回、それを思い出し撮影を試みました。今までほとんどは一眼デジタル、望遠鏡を介しての撮影です。

BENRO POLARISはアプリ内の検索欄で”M42″と入力してGoToをタップすれば自動導入します。少し話がそれますが最近、POLARISのアプリ、ファームウェアがバージョンアップしました。そこでは電源の自動オフのオプションが追加されました。これは去年、ベンロ開発チームに提案したのですがそれが実現したと知り喜びました(きっと他の方からも提案があったと推察します。時々スイッチオフは忘れますので何回も充電で対応していましたので)。残るは開発チームには2スター・アライメントをぜひ完成させて欲しい。これが登場すれば性能はさらに向上すると思います(性能の個人的な許容レベルが異なりますけれど)。

P1000はISO-100の時は1分以上の露出はできません、ISO感度が数100だと数秒間、1600以上になると1秒間以下しかできませんので、暗い星は無理というわけです。P950から改善されましたが、P1000はそのままです。しかも、60秒間露出するとノイズリダクションのため同じ60秒間、合計120秒間待たないと画像は見られません(リダクション無しとするオプションはありません)、と以前同じことを書きました、No.671ですけれど4年以上前になるのですね、それ以来進歩なし。

ここでは三枚の画像として焦点距離32mm(一枚画像)、105mm相当(5枚のAS!3スタック)および400mm相当(一枚画像)の画像を画像1に示します。トリミングして編集しています。

画像1 オリオン座大星雲 2023/01/18 COOLPIX P1000 ISO-100 60秒 BENRO POLARISで追尾