2021/10/05は新月直前、関東地方では早朝、昇ってくる月が細く、しかも空に船が浮かんでいるように見える水平な月と予想されていました。新月直前の細い月は左側の縁が輝いて見えるのが一般的ですが、太陽と月の位置の関係からこれが真横に、または逆に右側に廻り込む時があります。これに注目したのはNo.927でも引用しましたように「ほんのり光房」(久保庭様)様が公表している、横たわる有明月を観よう・Part1およびPart2で知ったからです。

それにも拘らず今回せっかくのチャンスなのに観察、撮影のタイミングを逃してしまいました(言い訳 → 撮りましたが太陽が顔を出してしまって青空ばかりでした)。早々にネットで検索してみると当日早朝に横に見える細い月として撮られた写真例は多く(皆さん、早起きです、見習いたい、本当に)、中にはこの美しさと共に滅多に見られない水平月・現象を意識して、カメラを正確に水平に設定し撮られた方もいらっしゃいました。

水平月の観賞、撮影を推奨されていた私にとっての本家本元「ほんのり光房」様では予想通りキレイな写真と共に記事にされていました、詳しくは下記リンク先のとおりです。これ以外にもdailyに水平月に近づく写真が載せられていました。

http://kuusou.asablo.jp/blog/2021/10/05/9429641 タイトル「例えようがないほど素晴らしい水平月

上記記事の閲覧で十分堪能できるのですが、自分の写真がなく寂しい限りです。本物の月がどのように写っていたかリンク先のみでなく本ブログ上に留めておきたい願望から、写真の転用許可を「ほんのり光房」様にお願いしました。その返信が「ほんのり光房」久保庭敦男様から届き、記事以外の写真も紹介していただきました。

ここではその写真二枚を載せます。いずれも素晴らしい写真、思い出に残す写真として感謝致します、ありがとうございました。

(写真1)

計算上ほぼ水平の時刻に撮影したものと説明されていました。

(写真2)

一人の漕ぐ立ち姿を浮かべて重ねると大昔の小舟のよう。それを連想させる水平月の写真。

日本国内では南に行くほど、水平、または右側に回り込む逆転月が見やすくなります。Part2にありますように条件が重なりあわないと見られません。

撮影場所によって見え方が異なりますが、横浜地区としてシミュレートしたステラナビゲータによる作画も添付しておきます。