No.958の記事投稿の時に立体的な月を表現したいと思ったのですが実現していません。満月の中にクレーターが立体的に見えればいいのにとだいぶ前に月齢変化の月を追いかけて満月と重ね合わせ合成を試みたのですが、いかにも写真貼り合わせらしくなってしまい成功していません。

最近、ネットで満月と、例えば上弦の月や月面文字の画像とを重ねた例を何枚か見ました。上記の想いもあって、やってみたいと真似ました。月面画像の回転向き、大きさを合わせるまではできますが、最大の難関は秤動の違いです。補正が利きません。月の姿がこれだけ毎日変化している様子に気が付くと、とても理想的?な合成画像は簡単には得られないと思ってしまいます。

今回は月齢14.0(2021/10/20)と月齢7.9(2021/10/14)の合成を試しに。合成画像を以下に。また、その2枚の画像を加重平均し、満月の0%~50%、もう一方を100%~50%にして変化の様子も次の画像に示しておきます。

記述が重複してしまいますがポイントは月の秤動が同じ月面写真が理想で、くび振りによる月面画像の差が大きいとかなり不自然さが現れてしまいます。以下の合成画像もクレーターが見えている領域を境にずれていることがわかります。一見、地球照の利用かとも思われてしまいそうですが、そうではありません、「合成」です。

秤動が似たような月を選び出して試そうと思いましたが、これは大変そう。やはり一見どまりか、お遊びでした。(思い出しました、合成した写真の議論を以前に取り上げましたね。No.719No.720)