月齢17.5、雲が少なくなった時を狙って部屋から瞬間撮りしました。それでも月面に薄い雲がかかり暗くなっていた箇所がありました。撮影は22:22~22:33、COOLPIX P1000によりますが上記のとおりの条件でキレイには撮れず。写真はRegiStax6でシャープネス、コントラスト、明度をWavelet処理しています。撮影条件は参考になりませんので省略します。

撮影の動機は、「ほんのり光房」様の(薄雲越しの立待月)の記事です。月面Kとオニール橋に注目。月面Kは以前にもNo.806No.842のように撮ったことがあるのですが、オニール橋は初めての経験、見てみたいと。キーワード検索で調べるとこのオニール橋の議論の経緯、スケッチ画、写真等々、知ることができました。面白いです。なお、「ほんのり光房」様では今年の1月に(オニール橋が見えるかな?)として記事にされており、その中で太陽高度をパラメータにしたオニール橋のシミュレーション画像が載っています。その画像と写真と比較すると理解が深まり面白いです。

(感想) 日本の天橋立を連想してしまいました。オニール橋、解像度によって見え方が変わりました。科学的とは別に解像度の良くない方が橋があるように見えてしまいました。4K、8Kの動画はクリアで好きですが、目立ちすぎて、いゃだ、と言う方もおられるわけで、もやっと見えた方が良いと感じることは理解できます。低倍率でじいーっと観察していたらぼーっと橋のように見える方が面白いです。月面文字も同じようなものです。

月面を意識して見ようとすると面白く、観る楽しさが増します。解像度の良く撮れる時期に再度トライしてみようと思います。月全体はフルサイズ換算で3,000mm、拡大像は3,000×2.0倍の焦点距離でした。原画像はひどいので見映えをかなり良くしたつもりですが….。