記事の日付順としては逆になってしまいました。3日前の月食前日に撮影した写真です。TIANHE;天和(コアモジュール)が0.8等級(Heavens-Aboveから)、天頂通過(89°)でしたので光跡撮影と拡大撮影(初トライ)を試みました。結果は以下のとおりです。

(光跡撮影)

EOS-M6 7.5mm ISO-400 F5.6 10秒露光+2秒間隔の繰り返し撮影。少し天和が目立たないので画像処理し2枚を交互に表示するGIFアニメにしました。12枚の比較明写真です。右側が北、時計回りに下が西、左側が南、上が東です、天頂は中央。中央右側に北斗七星が写っています左コーナーは月。飛行機と雲が邪魔していますけれど、中央付近右下から左上(写野外の直前で地球の影に入り即消えました)に天和が通過する様子が直線状に写っています。No.886に続いて2回目の撮影。

(拡大撮影)

ISSの先頭部程度の大きさとのことですのでCOOLPIX P1000では難しいと予想しましたが、撮影条件の参考にISO-1600 f/8 539mm(3,000mm相当) 1/400/1Frame 4K動画で撮影することにしました。ISSの撮影時よりかなり明るく映るようにしたつもりです。

薄い雲の中でしたので天頂に近づくまで天和TIANHEに気が付きませんでした、ファインダー内に捉えられたのは天頂を過ぎてからです。6枚ほどフレームを選択しましたが、どれも光る点に過ぎません。ボツにしようと思いましたが記録として載せておきます。

自分の持ち機材からはもっと大きな衛星ステーションにならないと形として捉えるのは無理と感じます。ネットで望遠鏡の写真でもクッキリとした写真は数少ないように思います。同じようなコースで順光、逆光等の条件が似たような比較できる見本があれば良いのですけれど、参考になりそうな写真は見当たりません。無謀のような気がしますが条件の良い時にもう少し撮影しようと思います。写真は8倍に拡大しています。何が写っているのかさっぱりわかりません。

(その他 月齢13.7)

拡大撮影の前にピント合わせに利用しました。

ところで満月は球体の半分が見えているのですけれど、どうしても2Dの見方しかできません。しかし、3Dで見ると球面体で危機の海、ティコ、虹の入江等はかなり斜めから見ていてその立体感から違った世界のようにも感じ取れます。一度体感するとイメージが残り、ここは斜めで奥行きがある等意識できるようになります。ただ、アナグリフは赤青色のバランスが少しずれると目が疲れ、クラっと来る時もあります、ほどほどにして見ると良いと思います。満月の3Dは3D Moon! | Lunar Reconnaissance Orbiter Camera (asu.edu) 等で見られます。