星空が好きな者の興味、感想です。

たまたま、当日の空をステラナビゲータ11で眺めていましたら、月の裏に知らない6.2等級の恒星が隠れる掩蔽(星食よりも掩蔽が正しいと「ほんのり光房」様から教えていただきましたのであらためて書き加えます)がありそうなので興味本位で観測してみることにしました。(この恒星、自分にとっては全く知らなくても専門分野では正確にフォローされているところがうらやましい。ネットで調べましたら名称はHR8346と呼ぶらしい。https://in-the-sky.org/data/object.php?id=TYC6367-1192-1

掩蔽開始はステラナビゲータのシミュレーションから18:26:19秒で、終了が19:55:00。ならば開始くらいは撮ってみようと。結果は下記のとおりです。

以下は撮影した動画です。掩蔽開始時刻精度を知りませんので余裕を見て18:25:12秒から録画開始、90秒間記録しました。

その後、PIPPを利用し恒星が消えたコマ数が2005番目であることを確認しました。換算すると録画開始から66.8秒後、消えた時刻は18:26:19になり上記とドンピタリ、すごい、星空の世界の予想は誤差がないことに感心してしまいます。

現実の撮影は掩蔽が発生する前にいろいろサーベイして、ISO-1600、f/6.3、539mm×2、1/30秒/1フレームにしました。4K動画から掩蔽前後の該当部分7秒間をトリムしました。4K動画3840×2160サイズですが容量が大きすぎますので1280×720に縮小し、また恒星が目立つように全体の明るさを調整しています。

恒星が見にくいかもしれませんので1コマを利用して説明画像を以下に示します。矢印の先に恒星が映っています。上記映像ではフルスクリーン表示にする良いと思いますが、再生開始から3秒過ぎに突然と恒星は消えます。

この様子をステラナビゲータで確認してみました。掩蔽時直前のシミュレーション画像と月の輪郭を示した画像の2枚をアニメGIFにしました。画像のとおり消えたのは月の影に隠れたためです。

掩蔽後、月の後ろを右側に移動し約90分後には月の外縁右下に現れます。掩蔽前後の画像を同様にGIF化して示します。再登場する4K動画の撮影は90分待てない人間でしたのでありません、すみません。

この撮影は練習みたいなもので、今後、惑星の掩蔽があると役に立つと思いましたが、惑星の掩蔽は来年まではなさそうです(ステラナビゲータで確認した限りですので見逃しているかもしれません)。先に示したほんのり光房の記事にも一覧表がピックアップされていますが(目的が異なりますが)、金星、火星、木星、土星に絞って確認しますと、今年は日本で見られる惑星の掩蔽の事象は無いようです、来年2021年も11/8の金星、12/3の火星が日本の上空で掩蔽事象があるのですが、日中のため撮影は無理です、残念。

惑星以外の恒星、特にその中でも明るい恒星の掩蔽が発生する情報は持ち合わせていません、どの程度の頻度で見られるのかもわかりませんが、時々シミュレータで確認するのも面白いのではと思っています。