ひまわり8号の地球全体画像データ群「国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)」から木星を抽出している過程で珍しい画像に気が付きましたので載せておきます。

ひまわり8号の地球全体画像の中で日食時に月の影が横断する様子は気象庁等でも公開されています。ここでも「No.544 ひまわり8号から観た日食と月食」で取り上げました。

この時は地球と言うスクリーンに月の本影と半影が影絵のように映る自然現象に注目したのみでした。

まさかこれらの画像の中に木星が写っているとは気が付きませんでした。冒頭に記したように木星を見つけた画像がその一枚でした。木星はステラナビゲータによれば、明るさは-2.5等級、視直径44.4″、輝面比100%で、太陽系軌道表示では太陽、月、地球、木星が直線状に並んだ日です。

2016/03/09 11:20 月の影と木星が一緒に写っていた画像

図1は原画像です。但し、ファイル容量が151MBですので1/10に縮小しています。上記日付の部分にリンク先を張り付けました。Webページの画像でも拡大すれば見えますが、ダウンロードして明るさ等調整すると確実です。時計の針で52分を指す方向です。

図2は地球全体像はリサイズ縮小していますが、木星部分は原画からそのままトリミングして明るさを強く調整して貼り付けたものです。拡大部分を白枠で囲みました。

図1 ひまわり8号が観た地球の姿 (2016/03/09 11:20) NICTから引用(縮小しています)

図2 日食時の月の影と木星が写っています(木星は暗いので、原画をダウンロードして調整すると見えます)