No.475 COOLPIX P900とCOOLPIX P1000 画像の大きさ比較

2018年11月5日 - Less than a minute read

COOLPIX P900(以下:P900と呼ぶ)とCOOLPIX P1000(以下:P1000と呼ぶ)とで撮影した天体写真の画像の大きさを合わせる場合、P900の写真を1.039倍にしてP1000の写真と比較すると良い。

また、両カメラの試写を通してそのファイルのEXIFによる実焦点距離とそのプロパティから読み取った35mm換算焦点距離との相関を整理して実焦点距離からの35mm換算係数を求めた結果、

P900が5.60

P1000が5.56

となりました。以下にその経緯をまとめておきます。なお、ここに記されている内容は両カメラを用いて試写確認した結果によるもので、35mm換算焦点距離(例2000mm)を同一にしてP900で撮影してきた過去の写真とP1000との写真について特に大きさを比較する場合に有効です、但し、使用に際しては本結果の妥当性等について注意する必要があります。


No.464に記したように月を35mm換算焦点距離で2000mmにしてP900とP1000で撮影し写り具合を並べて比較しようとしたところ写真としての画像サイズは4608X3456で同じなのですが、写っている被写体:月の大きさが違うことに気が付きました。そのままP900の写像をP1000上にコピーペーストすると大きさが異なってしまうのです。

これを太陽で確認したところ同様の結果になりました。その比較写真を以下に示します。P900の写真をそのまま背景色(黒)透過にしてP1000の写真にコピーペーストしただけです。35mm換算2000mmの写真なのですが、P900の方が小さく写っています。

P900とP1000の実焦点距離と35mmフルサイズ換算した焦点距離の関係を以下にまとめました。

実焦点距離のわずかな差(2000mmの場合、P900とP1000の実焦点距離は357mmと359mm)が影響していると思い、P900の写真を359/357=1.005602倍にして比較しましたが被写体像は同じ大きさになりません。これは画角計算式で撮像素子の形状を6.2 X 4.6mmとして適用しても同様でした。なお、実焦点距離から35mm換算焦点距離への換算係数は、上記図の赤と青の勾配から表のとおり、それぞれ5.60と5.56です。有効数字の観点から実焦点距離が二桁台の数値のみ適用させています。

この換算係数や被写体画像の大きさの違いは、P900とP1000のレンズ、撮像素子の形状設計等の差(エビデンスがそろわないので何とも言えませんが)によるものと理解しました。

このため、理屈から大きさを統一する倍率は明らかにできませんでしたので、太陽の写真から、太陽の直径を上下左右をピクセルとして測定し、その比を計算すると「P1000の太陽の大きさ」/「P900の太陽の大きさ」=1.039となりました。

以上の結果からもし、無限遠の被写体を同一35mm換算焦点距離で撮影したP900の写真は1.039倍とするとP1000の大きさと同じにすることができます。もちろん、これは精度を議論すると理論的な数値ではありませんので、簡易的処理倍率です。

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