月を眺めた後、少し休憩を挟んで土星を。空は少し良くなったのでしょうか、モニターで土星の環がクッキリと見えていました。それにしてもBENRO POLARISは便利、今回は暗い天体撮影のための追尾ではなくて単純にモニター画面内に留めておきたいだけの目的です。P1000のしかも3,000mm×3.6倍の土星が最長2分間連続の4K動画撮影にずれはほとんどありません。固定でしたら20秒程度で画面から消えてしまいますが被写体が動かないのでピント合わせも楽です。軽いし、だいぶ使用に慣れてきましたので三脚に雲台を取り付ける程度の感覚でさぁー撮ろうかといった感じです。

とは言っても所詮はカメラで、しかもコンデジの小さな受光素子、解像度は望めません、望遠鏡の写真を見ているととても参考になり、もう少しこのように写るといいのにな、と繰り返し、それが面白いのです。写り具合に影響が最も大きいのは経験から気象条件、快晴でもダメな時が多い。10回に一度でも巡り合えればという確率でしょうか。

4K動画をPIPPセンターリング、AS!3でスタック、5%利用率で一枚にして、さらに画像調整し少し暗めにした土星を画像1に示します。元の画像は月のようにもっとオレンジっぽいのですが自身の好みに変えています。

画像1 土星 2022/10/10 20:24 COOLPIX P1000 ISO-200 f/8 3,000×3.6mm相当 1/30s/Frame 4K動画 120秒間映像をスタック処理