昨日は東に昇ってきたばかりの月を撮りました。満月は2022/10/10 05:55ですので少し過ぎてしまいましたが同日なので満月扱い。

空は相変わらずもやっとしていて雲が流れ個々の画像にはいずれもあちらこちらに雲が薄く写り込んでいました。そのまま10枚の画像をスタックして調整した画像を以下に示します。南北を上下に回転調整しています。

フンボルト海が見えるのはこの日までで、11日以降は月齢進行で夜の部へ、しかし月末、三日月の時に秤動との関係からまた見せてくれるはずです。画像1では右側が既に影の領域に入りつつ、クレーター等の凹凸が見え始めています。

面白いのはフンボルト海が暗い平らな部分だけでなく奥に少し明るい線が見えて立体感を感じる様子、今まで気が付きませんでした。見えたのはちょうど陽当たりとの関係でしょうか。

画像1 月齢14.5 2022/10/10 19:46 COOLPIX P1000 ISO-100 f/8 324mm(1,800mm相当) 1/200s 10枚 AS!3でスタック RS6でWavelet処理、ペインターでWB等調整

それと今月のひまわり8号に写った月を。2回ほど写っていました、一枚は2022/10/08 09:30ですが画像の横方向スキャンずれでボツ。2022/10/10 12:10の一枚は月の一部が地球の背後に隠れてしまいましたが全体が写っていました。画像1とは別に撮影した一枚画像とそのひまわり8号による画像を一枚にして画像2に示します。ひまわり8号はNICT:情報通信研究機構によります。

画像2 左:月齢14.2 ひまわり8号による画像(明度等調整)、 右:月齢14.5 COOLPIX P1000による一枚画像 月の周りの大気が明るくなってしまいました