昨日はISSが北斗七星を通過して北極星の近くで地球の影に消えました。光跡を撮ろうとしたのですがミス、撮らなかった事にします。でも、久しぶりに拡大撮影をしない機会なので広い視野で2分間、ISSは見え出すと徐々に明るくなり、ポラリスの辺りで暗くなり消えるのが眺められました。地上軌跡では日本海から青森上空通過なのですが明るく見え、なぜこんなところから見えるのだろう、すごいなといつも思うことが同じ、成長なし。

そのあとは、月、木星(大赤斑がこちらに向いている間に)の撮影のためP1000をBENRO POLARISに載せました。この日は最初のアライメント時は大きくずれましたが、ジョイスティックで調整後、数度、木星、月、土星と導入切り替えを行いましたが真ん中ピタリとはなりませんでしたが実用上気になるようなずれはありませんでした(3,000mmの画角には入りました)。

POLARISを使用する目的は撮影までの設定が簡単で10分以上は最大倍率にしても画面内に留まり撮影に専念できるからです。木星の場合は瞬間撮りですので追尾性能にはこだわりません、固定では20秒も経過すれば画面から消えてしまうし、数年にわたってポータブル赤道儀を使用してきましたが最近は使用する気分にはならないだけのことです(楽しんでいますが、一言で言えば面倒 → 赤道儀利用も簡単ですので長時間露出の撮影の場合は精度等の良さを比べて悩む所ではあります)。

木星は東の空に昇ってきたばかりで高度は30°。09/27の衝から5日経過しました。まだまだしばらく楽しめます。

3,000mm×4.0倍の画像を見るとグニャグニャと揺れていますが大赤斑も直に見えているし今回は静止画40枚を撮ってみました。PIPPでクロップ、AutoStakkert!3で処理、ペイントプログラムでアンシャープネス、画像調整したのが下記画像1です。いつもよりアンシャープネスを強くしたためざらついていますが斑点も見えていますので今回はこの画像を。もっとなめらかな例えばNo.952No.917No.938等のような画像はいつか撮りたい。

画像1 木星 2022/10/02 19:49~19:51 COOLPIX P1000 f/8 (3,000×4)mm 1/60秒 40枚スタック