この投稿は、ひと言で述べるのならば、衛星ひとみが複数の物体に分離している様子が写っているように見えるかな?、に関してです。ちまちました話ですが好きなもんで。素通りしてください。下の写真では判別しにくいのでダウンロードして写真を拡大すると見えると思います(ような気がする)。

先日2016/12/06、ひとみに挑戦してみました。但し、16:59の撮影であり、日没が16:29でまだ30分経ったばかりで辺りは明るいので撮れないかと思いましたが、http://www.heavens-above.com/では可視「可」の情報なので。

EOSKissX7i  ISO-400 f/8 8秒間 2秒間隔 10枚 216mm(35mmサイズ換算) 2016/12/06 16:59

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合計2枚にひとみが写っていましたが、はっきりわかるのがこの一枚。しかし、かなり暗く、レタッチして浮かび上がらせました。月齢6.8ですが地球照の部分も白くなってしまいました。ひとみASTRO Hの飛行軌跡は時刻も空の位置もステラナビゲータによる結果と比較しピタリ一と致していることを確認しました。

良く見えないのであまり面白くない写真と思って捨て去ろうと思いましたが、ひとみの部分を拡大すると周りにもっと暗そうな小さな点があることに気がつきました。8秒間露出させていると恒星は線状(この写真では斜め右下がりの線)になりますが、ひとみはほぼ点状に等間隔で繰り返し写っていました。これはひとみが姿勢制御に失敗、故障し、回転していて、太陽の反射光を周期的に捉えているためです。この写真では5点が写っていましたが、この結果はNo.041とも一致しています。

右から左側に飛行しているのですが、この写真の枠内ではほぼ20秒以内の通過の様子が写ります。写真をトリミングして2倍に拡大して右上に貼り付けました。さらにPC上で単位ピクセルが見えるまで拡大すると、点状のものが現れるのですがノイズまたはひとみの光点のどちらかとしか考えられません。ひとみの軌跡線状にある点だけを残して他はノイズと判断して処理してみました(右上の枠内写真のみ)。ご覧のとおり、5点の内、真ん中の光点にはさらに左右に小さな明るい点も写っています。明るさと複数ピクセルの構成から本体と一緒に飛んでいる部品の可能性があります。

とは言ってもノイズの疑いを完全に消し去ることはできませんので、何時かまた望遠を大にして撮って確認したいと思います。今回はここまで。