久しぶりのISS拡大撮影、今月はこの日が条件としてベスト、一日だけ(夕方しか撮りませんので)、以後来月待ち。高度は最大で68°、距離は458km。地上軌跡では太平洋上南西から北東へ。空の軌跡としては出だしが金星の近く、土星、木星と通過し、さらに上昇を続け、最高高度に到達後、下降し始めて地球の影に入って消えました。関東接近でしたが晴れにも拘らず思ったほど空の条件は良くなく、結果としてボケ調ですがピントよりも大気の影響と思われます。合わせて、光跡を撮っておきましたので、以下に示します。(そろそろ月食を見に行かないと)

(1) ISS拡大撮影

最高高度68°到達前後の約1分間、地球の影に消える直前までの画像です。COOLPIX P1000によります。撮影条件は画像内に記述。(ISO-125ではなくてISO-800に訂正しています。2021/11/20)

 

上段左側から右に、続けて下段左から右へと経時変化です。単体フレームですとひどい映りですので、1秒間30枚以下のフレームを条件にして機械的にAS!3で処理しました。その中から選んだ画像です。

この処理の過程でベストなフレームを選び出すと下記のとおりです。先頭はクルー3ドラゴンでしょう。もっと解像度の良い写真には天頂通過が待ち遠しい。

(2) 光跡撮影

EOS-M6で11mmで撮影。17:50~18:01までのISSが写っていない画像も含めて比較明処理しました。いつもよりも人工光による赤色化がひどいので画像調整しました。星々は約10分間の光跡です。ISSの映りは約2分間です。