木星が本日19:00に衝。明るく、大きいので手軽に撮る対象として今が最適です、撮らないともったいない。

COOLPIX P1000でも木星をしかも欲張って大赤斑を撮ってみたい気持ちになりました。そこで衝の19時間前になりますが、南の天高く、しかも大赤斑がこちら側に向いている時間帯をねらってチャレンジしました。部屋からの撮影ですので風の影響はありません。空は晴れていますが薄い雲が流れているため被写体の明るさが変化してフォーカスをあわせにくい。明るさが一定した瞬間を撮るようにしましたが雲で木星が消えたりして繰り返し。その中で、動画からスタックした一枚と、静止画で撮影した一枚をセレクトしました。もうしばらく明るい時期が続きますので続けて撮影して写り具合の限界を見極めたい。

(動画からのスタック)

2021/08/20 00:19 ISO-125 539mm×3.6(フル換算3,000mm×3.6) f/8 1/50s/1Frame 4K動画。シャッター速度は結果としていつもより遅めか。14秒間撮影の420枚をAutoStakkert!3で処理し、RegiStax6でWavelet処理等。2倍にしてから全体をハイビジョンサイズにリサイズしました。 白っぽいので色を濃くしてGRSも少しは見えるように。この条件で現れた画像としてはまあまあと自己満足。

(静止画)

2021/08/20 00:26:39~00:27:04 ISO-100 539mm×4.0(フル換算3,000mm×4.0) f/8 1/50s 11枚連続シャッター。その中からベストな写り1枚と11枚全体のスタック画像を並べて示します。望遠鏡ではないので一枚で大赤斑の写り具合を示すのは難しい、スタックすると粗さも消えてそれらしく、シーイングを考慮すればまあまあです。動画スタックの方がボケ調でも良さそうです。