拡大撮影の一本勝負、天頂通過ではありませんが62°と高く、コースが東北地方の方向で仙台よりも近いので少し期待しました。

結果は以下のとおりです。撮影条件はCOOLPIX P1000 ISO-800 f/8 539mm(3,000mm) 1/800秒/Frame マニュアル4K動画です。

4K動画をPIPP処理し、センタリングしたフレームを取り出しブレ部分のフレームは削除。これらのフレームを再動画化(MP4)し、GIF画像にコンバート。これらの処理方法は特集、参考記事にまとめています

撮影は20:06:20~20:09:07の167秒間、取出しフレーム数は1/4の約1250枚。これを30fpsで再動画化しましたので約40秒、従って、平均でほぼ4倍速の動画になっています。

1250枚のフレームから10~30フレームをAutoStakkert!3でスタックして時系列で整理した画像を以下に示します。左上から右側に行順に並べました。明るさを強くして少しアンシャープをかけています。(処理したものほぼ全部載せてしまった、選択すれば良かったか、でも、広い夜空を左(北西)から登場して円弧状に右(南東)に去って消えていく様子がわかるので良いのではと思いました)

最高高度到達は上部1段目~2段目あたりでしょうか。ISSは右に向けて進んでいますが、ほぼ真下から覗いている画像になります。ラジエーター等の輝きが強く、この段階ではその陰になってソーラーパネルは見えていません。右端先端の突起部分はクルー2ドラゴンで、左隣にある縦または斜め下に向いた細い白い部分は「きぼう」だと思われます。ISSにはJAXAの星出宇宙飛行士(船長)が搭乗しています。

3段目あたりからソーラーパネルが徐々に見え出しました。以降、南東に向けて遠ざかり小さくなるまで姿を見せてくれました。

上記スタック画像は善し悪しで単一フレームのままの方がキレイに見える場合があります。枚数が少ないのですが3フレームを選び出してみました。少し拡大しすぎてしまいましたが、北西から姿を見せ右上に最高高度に向けて昇るISS、続いてほぼ最高高度到達時の真横/真下から覗きこんでいる時のISS、それに右下の南東に向けて遠ざかる後姿のISSです。