月齢7.4で月面LOVEとXの今年2回目の撮影チャンス。それと「ほんのり光房」様(宵空に上弦前の月)の記事で月面グー(じゃんけんのグー)も見られることを知り撮ってみようと。今年になって上弦の頃の撮影はNo.854(2021/02/19の月齢7.6 LOVEそしてX)の2か月ぶり。いつも書いていますがこの月齢の時の撮影はクレーターの凹凸がたくさん見られますので見ごたえがあり、撮りやすいものです。合わせてNo.868(2021/03/20の月齢7.0、アルタイ断崖、アリアディウス谷およびアポロ11号着陸付近)も再度。4K動画も撮影したのですが、やはり一番の写り具合は一枚撮りの静止画でしたので全てその写真を利用することにします。

(月面グー)

月面の「最初はグー」と思いながら撮影しました。神酒の海の西端に大きなクレーターが三つ並んでいますが、この写真では右側に写っているテオフィルス クレーターを拡大撮影したものです。その中にグーのように見えるピークがあります、左手こぶしなのかな。180°回転すると右手のようにも?。ネットで調べましたが影にもよるようですが倍率を上げて精細な画像ですと良く見えすぎてグーには見えません。ちょうどぼやけた感じでグーに見えるところが面白い。LOVEもXも同様で画像が粗いままでもかなり楽しめます。アルタイ断崖、アリアディウス谷およびアポロ11号着陸付近もこの写真の中に写っています。アリアディウス谷の極めて細い線を浮き出させると撮影した気分が味わえます。

月齢7.4 月面グー他、全体画像:2021/04/19 20:12 COOLPIX P1000 ISO-100 f/8 1/40秒 1,078mm(3,000mm×2) 月面グー拡大:19:59 ISO-100 f/8 1/60秒 2,156mm(3,000mm×4)

(月面LOVEと月面X)

いつもの撮影、飽きることは無いです。もっともらしい文字に写したいだけ。20:00頃に観測、撮り始めましたけれど「L」、「E」が少し欠けているようでしたので、他の位置見ながら待ちました。20:45頃にはそれぞれの文字がはっきりとしてきましたので、そこで最大倍率にして撮影。時間の経過による影の変化については上記「ほんのり光房」の記事(月面X&LOVEびより)を読むと面白いです。

以下に3,000mmの全体写真に3,000mm×4倍(35mm換算)の拡大撮影文字を貼り付けました。

月齢7.4 月面LOVEと月面X、全体画像:2021/04/19 20:46 COOLPIX P1000 ISO-100 f/8 1/20秒 539mm(3,000mm) 月面文字拡大:ISO-100 f/8 1/20秒 2,156mm(3,000mm×4)

(アポロ11号着陸付近を中央にして上にアリアディウス谷)

アポロ11号の着陸場所は写真中央のやや下にある二つ縦に並んだクレーターの下のすぐ右に位置しています。その上の斜めに線を引いたように見えるのがアリアディウス谷。カメラ一台でここまで撮れれば気分は良しです。