No.864に続きISS撮影チャンス。2021/03/19の横浜上空です。当日はISS、月、すばる、火星の四天体の集合でしたのでカメラ3台で、広角、標準、拡大(望遠)の三種類撮影に臨みました。

晴れていたのですが、月の周りには霞がかっているのか、ぼんやりと。
広角はそれなりに、標準は動画にしたのですが少し狙い過ぎでした。拡大撮影は何が写っているかわからないほどボケボケ。経験積むのみ、次のチャンスにつなげたい。

1. 光跡撮影(広角焦点距離)
ISSが西から昇りペルセウス座の中央を進みました。左にシリウス、オリオン座、ヒヤデス星団、月齢4.0、火星、すばると豪華な星空。下端右にISS通過を撮影しているカメラを写し込みました。

ISSが写っている14枚を比較明処理。月が左に傾けただるま調になっていますが、調べてみると最初の方の写真と比べて後半の写真は月の周りがぼやっとしている個所が広がった感じです。同じ撮影条件ですので、それだけ空の状態が良くなかったのかもしれません。

写真1 ISS光跡 2021/03/19 18:55~18:58 EOSM6 EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM ISO-400 f/5.6 11mm 10秒 2秒間隔14枚の比較明合成。

2. 五天体撮影(標準焦点距離)
ISS、アルデバラン、火星、月齢4.0、すばるの5天体を写野に。ハイビジョン動画。しかし、結果としてISO-3200にしても1/30s/1frameでは光量は足りず。主にISSが映っているフレームを取り出し比較明処理しました。さらに明度等画像調整して一枚の写真に。以下にその画像と元になった動画を示します。月とISS以外のアルデバラン、火星が何とか見えますが、すばるは光量不足のためかチラリを感じさせただけで姿をはっきり映すことができませんでした。

写真2 ISS光跡 2021/03/19 18:57:06~18:57:26 EOSKissX7i EF24-105mmF4L IS USM ISO-3200 1/30s/frame F4 50mm ハイビジョン動画 600フレームの比較明処理

この写真2の元になった原動画を動画1に示します。原動画でもISS、月、火星、アルデバランは見えていますが少し暗いので、あぶり出し編集しました。画面一杯に表示して見ると右下からISSが登場し、月齢4.0、火星、アルデバランが写っているのがわかると思います。すばるもチラチラとは見えていますが…。

動画1 2021/03/19 18:57:06~18:57:26 EOSKissX7i EF24-105mmF4L IS USM ISO-3200 1/30s/frame F4 50mm ハイビジョン動画

3. ISS拡大撮影(超望遠焦点距離)
COOLPIX P1000による拡大撮影です。他の2台のカメラは自動ですので任せたままでしたが、眼視ではISSをなかなか見つけ出せず、気が付いたのはペルセウス座を過ぎたあたりからだったでしょうか。かなり暗い感じを受けました。

4K動画からISSらしい画像を探し出そうとしましたが無し。撮らなかった事にしたいぐらいでしたが、それらしい姿を選び出し写真3に示します。4倍に拡大しています。
上段は1フレームのみ、下段はその画像が含まれる1秒間程度のフレーム(最大で30枚)をAutoStakkert!3で処理した画像です。やはり日本海上空飛行で逆光?のため、さらにこのコンディションのためか、全くの不出来となりました。

写真3 ISS拡大撮影2021/03/19 18:57~18:59 COOLPIX P1000 ISO-800 f/8 3,000mm 1/800s/frame 4K動画