ISSで滞在活躍中の野口宇宙飛行士は上空約400kmから撮影した地球上の景色をほとんど毎日のように紹介されています。我々はそのおかげで楽しむことができます。特に日本列島の写真は面白いものです。2021/03/08にツイートで富士山の頭が雲から出た写真が載りました。すぐに、いつ撮られたのでしょう?、カシミール3Dで描いたらどうなるのでしょう?、と意味は特にないのですけれど興味本位で少し楽しみました。

上記ツイートは2021/03/08ですけれど、Heavens AboveによればISS日本列島上空通過で富士山の上を通過したのは2021/03/07 06:54:30(おおよそ)しかありませんでした。別に富士山上空でなくても真上からのような写真は撮れると思われますが、他の日時では少し離れ過ぎのように感じました。たぶん日本海から進んできた時点で富士山に気が付かれパチリ、すぐに望遠に切り替えたとのこと、それが上記ツイートの写真です。その2枚の前後の写真では富士山の方向が南北逆転していましたので、撮影の向きが変わり(とは言っても真上か)撮られたものと推定しました。

カシミール3Dで富士山上空400kmを視点にして、200mmレンズで見下げた時の画像をシミュレーションさせてみました。これが描けてしまうのです。該当時刻を考慮して地形の高低を考慮して太陽光の影が作られ、雪は2,000m以上に積っていると仮定して描画しました。雲海は残念ながらパノラマですので表現できませんが、地形に関する3D表示はいろいろ可能です。今は慣れてしまいましたが当初はすごいソフトだと感心してしまいました。時々風景の写真の確認等(写真がどこから撮られたものかとか、写っている山の名前の確定、ダイヤモンド富士のシミュレーション、仙台上空通過時のISSから見た関東とか、いろいろ試しました)に使用しています。

という事でこんな楽しみ方もある、単純にカシミール3Dで描いたらどうなるか試しただけでした!!。

カシミール3Dによる作画

Heavens AboveによるISSの地上軌跡 2021/03/07 06:54