「ほんのり光房」に載っていました6つの太陽系天体が勢揃い: ほんのり光房 blog (asablo.jp)の記事に興味を持ちました。同じ方向に狭い範囲で天体が集まるのは珍しいことで計算によれば100年に6回と解説されています(面白いです)。

最近、No.847のように太陽の後ろを土星、木星さらに水星が通過した天体(金星がまだ写野に入りませんでした)の画像を見ていましたので、それならば今までにSOHOには何個の惑星まで写っているのだろうと思いつき確認してみました。2000年から2021年現在までの20年間で、上記記事のとおり6天体は無しでしたが、太陽を含めて5天体(惑星としては4天体)が狭い範囲(C3の1ピクセル視直径スペックや下記などから15,16°程度?、正確ではないかもしれません)に写っていました。但し、ここでは土星よりも外惑星は含めていません。また、太陽を含めて4天体の画像には時々遭遇しましたがまとめの対象にはしていません。

20年に2回ですから5天体の場合でもかなり珍しいことだと知りました。

SOHO LASCO C3画像に写った太陽と四惑星(計5天体) の画像 2000年~2021年現在までに二例

太陽系座標でのそれぞれの惑星位置をステラナビゲータで再現してみました。太陽観測衛星SOHOは地球から150万kmの位置にあるようですのでほぼ地球から太陽方向を見ている写野と同じと言えます。

2000/05/15では惑星は全て太陽の後ろに位置していますので、光も強く輝いて写っています。一方、2006/11/11は画像では水星のみ内合の位置近くなので反射面は狭く、また火星も遠いためいずれも弱い輝きになっていると思われます。

ステラナビゲータによる上記 SOHO LASCO C3画像に相当する惑星位置 ステラナビゲータによります