2020/02/08はISS天頂通過でCOOLPIX P1000で拡大撮影に挑戦しようとしましたが、金星は見えていましたが、他は白い雲で覆われ天頂付近で数秒間目視できたものの撮影はできませんでした。残念、次のチャンスを待ちます。


COOLPIX P950について追加情報

ISS撮影の前に、COOLPIX P950が昨日2020/02/07に発売されたので量販店で見てきました。表紙の写真のようにP900からの容姿とほとんど同じです。この写真はニコンのページに載っていたものです。P900から性能が大幅に向上して良い製品になっていることは想像できますが、特に確認したことは天体撮影に注目した場合のNo.655でも触れてきたようにバルブ撮影機能とノイズリダクションについてです。

確認結果は以下のとおりでいずれもクリアされているようでした(正確を期すには実際に試し撮り確認が必要でしょう)。星野、星景写真やさらに赤道儀があれぱ星雲も撮れるのではないかと思ってしまいました。COOLPIX P1000の撮影例はNo.476No.477で投稿してありましたが、これ以上の質の良い写真が普通に撮れるのかも知れません。月、惑星以外にオリオン星雲とか、アンドロメダ銀河と撮影対象範囲が広がればまさに一体型望遠鏡カメラ(アストロスコープカメラとか呼んだりして)です。

以下はニコンオンラインマニュアルでも書いてありましたので、リンクさせておきます。(さらっと当然のことのように書いてありました、さすが) https://onlinemanual.nikonimglib.com/p950/ja/

確認事項1 (BULB:バルブ撮影時のシャッタースビートの制限は解決)

ISO-1600までBulb撮影、Time撮影が可能になっていました(おそらくニコンのページのスペック欄には最長60秒までと書いてありましたのでその時間までは実行可能だと思います)。ISO-3200の場合は30秒まで、ISO-6400の時は15秒までの表示でしたのでその制限内になっているようでした。高感度でもこの程度までシャッタースピードにできるのであればカメラ一本で手軽に撮れる天体撮影機としてほとんど問題ないように思えました。

確認事項2 (ノイズリダクションの選択が自由になり解決かと)

「ノイズ低減フィルター」の(強め)、(標準)、(弱め)はP900とP1000と同様でした。しかし、P950ではその選択項目表示の次に「長秒時ノイズ低減」があり、(オート)と(OFFしない)の選択ができるようになっていました。これは大きな前進です。上記は試用の確認までは行っていませんが、イライラ待ち時間が解消されたのではと思います。

(追加。後日、実際に長秒時ノイズ低減の(オート)と(OFFしない)で試写してみました。(OFFしない)で撮ると例えばシャッター速度30秒間では30秒撮影後に撮影前の状態に戻りましたが、(オート)を選択するといままで通り1分間待たなければなりませんでした)

そう言えばピント合わせ(P950ではサイドダイヤル)について上記2項目が改善されていたのに驚いて確認することを忘れてしまいました。また、デジタルズーム利用後に一度撮影確認などで再生モードにしてしまうと最大光学ズーム位置に戻ってしまい再度ズームしないといけないわずらわしさ(記憶できればいいのですが)が回避できているかが気になります。しかしこれらは使いこなしで何とかできるでしょうから問題は無いのでしょう。

(追加。後日、サイドダイヤルを確認しましたが、ピント合わせはかなり改善されたと思いました、滑らかで使いやすいです。しかし、光学ズーム位置に戻ってしまう使いにくさは変わっていませんでした。まあ、面倒ですけれどやり直せば良いわけですけれど)

まとめ

このような改善はP1000のファームウェアバージョンアップとかで対応できないものなのかと思ってしまいました。

さあ、P950、どうしたものか迷ってしまいます。P900とP1000が現状まだ活躍できているし悩みます。三兄弟として加えられれば良いのですが余裕がありません、P900が旅立った後で、とも思います。そのためにはP950の撮影例情報を待ちたいと思います(待つのではなく早々やってみたい気持ちではあります)。

ニコンさんが試しに星野、星景、星雲等の長時間露出の写真を撮っていないことの方が不思議に感じます(ダメだったのかな、それとも試してみてくださいなのか)。月が撮れるのは当然のカメラになっているのですから、それにプラスとなれば買い選択肢になることは間違いないと思います。