(Rev.1 2020/01/15記)

アストロトレーサーで58枚の焦点距離135mmの写真をDeepSkyStacker(DSS)で処理しました。

K-70 18-135mmレンズ アストロトレーサー。58枚をDeepSkyStaxkerで処理。ISO-1600 135mm f5.6 10秒

この58枚は赤道儀の追尾と違って連続58枚の撮影ではなく、リモコンで連続15枚撮影単位にしてその度にオリオン星雲を画面中央にカメラを手動で回転しています(微動雲台を利用しています)、それを数回繰り返しています。アストロトレーサーはシャッターボタンを押してから露光中は追跡してくれますが撮影を終了すれば元の状態にクリアされますので被写体は日周運動で画面中央から徐々にズレていきますのでその調整です。このような撮り方は光害地域では仕方が無いでしょう。

全体画像の粗さは少なくなりましたが、光害と、月の昇ってくる直前の影響かオリオンの翼は浮き上がってきませんでした。なお、DSSではDark File、Flat FileおよびFlat Dark Fileもインプットしました。そのため、画像の4コーナーの暗さは抑えられました。 下記1枚写真の場合と変わらないように見えますが、暗くして目立たなくしているためで、明るくすれば当然のことですが粗さの違いは大きいです。

(以下 Rev.0)

2020/01/13に月が昇ってくる前にオリオン座とオリオン大星雲で試写。スタック処理ナシで単体の写真。トリミング、画像処理はしています。いまいちではなくて、いまさんか。光害の街の中、一枚写真で画像処理によってかなり荒くなってしまいましたが、アストロトレーサーは試せました。カメラをグルグル三次元回転、今回は一発でキャリブレーションが済みました。

個人的にはオリオン大星雲は同じ空の環境で撮ってきましたが、レンズとかで少しは変わるのかな、135mmのしかないし。やはり300mmが無いとだめです。100枚くらい撮ればスタック処理でも、いや、それよりやはり都会、街を離れ田舎に行って撮るのが一番良いに違いないと思います。

オリオン大星雲 2010/01/13 19:02 ISO-1600 f/5.6 135mm 10秒 画像処理

オリオン座 2020/01/13 18:44 K-70 ISO-800 f/4.5 48mm 30秒