土星の写真ばかりの投稿が続きますが動画によるスタック・コンポジット処理の設定が気になって、パラメータサーベイしてみました。29秒間4K映像の中の870枚のフレームのうち、良いフレームから1, 5, 10, 25, 50, 75%の使用率(使用フレーム数)を変化させて処理画像の差を確認しました。その比較した結果を以下に示します。

どれも同じような画像ですが、良く見比べますとフレーム使用率10%程度までは粗い画像ですが、環の左右にはカッシーニの間隙も幅が広くなって見えているもののA環 – カッシーニ – B環が見えています。フレーム使用率50%以上になると画像は滑らかにはなりますけれどぼやけ感が増します。

(参考)

なお、AutoStakkert!3.0による処理の具体的な方法、流れを「特集、参考記事」に「AutoStakkert!3.0による処理の流れ」としてまとめておきました。