「No.557 隕石落下( 2018/12/18 UTC) NASA地球観測衛星テラの画像」の投稿の中で図2にNASAが公開している立体・ステレオ写真を引用しましたが、色付きメガネは持っていないのでまだ見ていませんでした。

たまたま出かけたついでに丸善の文房具売り場によって教育用のカラーセロファンを購入してきました(懐かしい、赤青の線が重なった漫画で立体的に見たことがあります)。120円です。

さぁ、どう見えるのか、わくわくして左に赤、右にセロファンをかざしてモニターの画面をじぃーっと見ていたら(眼に力を入れず、ぼーっとして見つめる)、なんと隕石痕の像が画面から飛び出しました。

どのように説明していいか、しばらく拡大したりして眺めていました。その見え方を図1に示します。良く公園等にある日時計のイメージに似た三次元表示にしようと思いましたがそんなにすごいことでもないし言葉で表現することにしました。

左上にペーストした写真はフランス国旗ではありません購入したセロファンです。遊び用かと思いましたら教育用と書いてありました。自身の教育用。

寄り目にしなくても自然に見えるようになりました。一つになったり二つなったりしましたが、しばらくすると一つになり、おっ、おーっ、飛び出て見えてきました。

隕石火球痕は雲より上空にあるように見えます、それと黒い線状は、太陽の陽射しによるこの隕石火球痕の影が雲の面に映っているように見えます。雲の凹凸はそんなに高低差があるようには見えません、山を見ている感じです。

百聞は一見にしかず。

・雲よりもずいぶんと高い位置で爆発(圧縮断熱に起因)しているように見えること、
・画面垂直方向=地表面に真っすぐに近い状態で突っ込んでいるように見えること、
・黒い線はその影のように見えること

が実感できると思います。自己満足、大切なことです。

図1 ステレオ写真を実際に見た印象(NASA衛星テラのMISR装置)
出典はhttps://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA23050