(Rev.1 2019/04/11追記)具体的な抽出画像のリンク先を日時の所に設定しました。また、青色太文字で説明を補いました。 

タイトルは正確に言うと新月は真っ暗だから新月近くと書くべきか。満月とは反対に最も新月期に近い画像が撮れているかどうか注目しました。画像データ集はNICT情報通信機構によります。2015年~2017年までの画像全部が対象です。

ステラナビゲータ11を利用し高速時送り表示し、天頂から視直径で10°近辺に新月の+-2日月齢以内の月が位置するかどうかで判断し、その時の画像をDLして確認しました。

満月と違って画像処理しないと月は見えません。その時間に写っているはずだと信念と根性が必要です。全部で画像は365×2.5年×24時間×6枚=131,400枚、気が遠くなります。

結果は以下のとおりです。もちろん、10分のズレのみでも得られる画像は天国と地獄。見逃す可能性は高いので、もしこれ以外に認められた場合は追記します。画像はギザギザ領域で途切れていないこと、地球から離れていること、スキャンずれが無いことが抽出条件です。たぶん、「写ってないよっ」とかを想定しましたので、ダブルチェックして確認しています。モニター上では発見できないと思います。下記日時のリンク先の画面からメニューボタンで地球全図をダウンロードして、さらに画像アプリで強烈に調整して浮かび上がらせると発見できると思います。コントラストを弱く、明度を大にすると確認できるはずです。地球の輝き部分は無視して時計の針のような何時何分の方向とすると見つけられると思います。ゲーム感覚です。

2015/09/11 22:40 月齢27.9
2016/09/29 21:50 月齢28.2
2017/08/23 00:00 月齢0.9
2017/11/16 21:30 月齢27.7

新月に近い4枚を選定し比較明で一枚の画像にしました。単純に処理するとこのような画像は得られません。そのままでは何も見えません。強烈に明るさ等を調整し、地球周りのギザギザ領域枠が明るい場合はマニュアルで消去し、4枚の月が浮かび出るようにしました。このような極めて細い線上の月も捉えられていました。すごい。