COOLPIX P1000でオリオン大星雲を撮影してみました。2018/11/11 22:30~22:50。薄い雲の流れを通しての撮影。

撮影条件はISO-100 f/4.5 60秒 36mm(35mm換算で200mm)。ポータブル赤道儀に載せて。極軸合わせはポーラーメーター頼りの横着撮りです。追尾精度を考慮して倍率は低めに35mm換算で200mmにしました。

思ったよりこのカメラにしてはまあまあの写り具合。加算処理、RegiStax等で処理した後、画像サイズはアップ用に縦横1/2に縮小しました。COOLPIX P900で以前撮影しましたが(No.027)、それと比べると今回の撮影写真は構図によるのでしょうか、少し天体写真らしく表現できているかなと思いました。一眼レフデジタルで撮影した例として、上の写真と似たような構図ではNo.347、その他本サイト内メニューで「オリオン」と検索すれば他の構図の写真も見られます。

(撮影を通しての感想)

シャッタースピードはBulbでなくてTimeモード。60秒で自動的にシャッターは切れて、写り具合を確認しようとしましたができません、カメラはまだデータ処理しているようでさらに同じ時間待ち続けなければなりませんでした。撮影結果を確認するためには合計2分かかります。これはISO感度や長時間露出する場合にノイズ低減処理する場合の症状と似ています。一眼デジタルの撮影ではそれが我慢できないのでノイズ低減処理を無しにする場合が多いのですが、このカメラは低減の高、中、低は選択できるものの無しにはできない。それともこの待機時間はノイズ低減処理以外の違う原因によるものなのでしょうか、現時点わかりません。COOLPIX P1000の取扱説明書には場合によっては時間を要す、とだけ書いてあります。

COOLPIX P1000では月、惑星の撮影で、星景、星空/星雲は無理と思っていましたので、今回の撮影でここまで表現ができることとは想像していませんでした。

ISO高感度への対応、一般的なバルブ撮影(60秒制限でなくて)の実行、ノイズ低減処理ナシ等に関して、カメラが壊れてはいけませんが画像が良くなくても構いませんので少しでもその機能が改善、近づけられると、さらに「一体型天体望遠鏡カメラ」としても楽しめそうな気がします。