今朝のニュースでカムチャツカ半島にある火山が噴火したとのこと。大きな噴火の場合、ひまわり9号の画像には噴煙等が写る可能性がありますのでNICT:情報通信研究機構ひまわり衛星画像のサイトで確認してみました。

画像1が噴火後、約7時間後のひまわり9号の画像で、その画像を明るく調整し表示しています。右上の茶色に見えている領域が噴火による影響で、オホーツク海の西、日本海の北にも似たような色が見えていますがこちらは黄砂の影響と思われます。

シベルチ火山の領域を拡大して夜明け05:00から12:00までの1時間間隔の変化をGIF画像にして画像2に示します。低気圧に巻き込まれて回転しているように見えています。

記録として特集、参考記事の「ひまわり8号による地球と共に写った天体」に追加します。なお、以前、似たような噴煙の様子はこの参考記事にあります、No.578が該当します。

画像1 ひまわり9号の画像 2023/04/11 12:00 NICT:情報通信研究機構ページから

画像2 ひまわり9号の画像から火山噴火約7時間後の変化の様子


追記(2023/04/12記)

火山活動が続いているようで、メディアでは現地の様子の画像が伝えられていますね。火山灰がすごそう。

NASA WorldViewの衛星Terraによる2023/04/12時点の画像を確認してみました。画像A-1に示します。左上が北海道からカムチャツカ半島の画像で、右下が赤枠のシベルチ火山付近の拡大画像です。シベルチ火山の噴煙が南西方向に流れている様子が見られています。