昨日2023/03/04、帰る途中、白い月、薄い雲の中でくっきりせず。帰宅後、部屋からP1000で撮った後、久しぶりにBENRO POLARISに望遠鏡A62SSを載せて試しに月齢12.1を撮ってみました。望遠鏡とは言っても一眼デジタル用に長焦点距離のレンズ替わりに激安になった時に購入したもの。望遠鏡に直焦でEOSKissX7iを取り付けてもPOLARISの耐負荷荷重は7kgですから問題なし。3軸の歯車は異常なく追従しました。画像1にその画像を示します。薄い雲を通してのためかピントが合わせづらかったのですが何とか撮影まで。

画像1 月齢12.1 2023/03/04 17:46 BENRO POLARISにA62SS望遠鏡を載せEOS KissX7iで直焦点撮影

アストロキットに望遠鏡を載せて、キャリブレーション、いきなり月をアライメント調整 = 導入へ。焦点距離は520mmで写野には入らず、ファインダーAstroStreet 50mmを頼りにアプリPolarisのジョイススティックボタンで上下左右に振らせて導入、以後はそのまま追尾。途中、数分もすると追尾精度のため月が中心から少しずれるのでアプリPolarisの画面ジョイスティックで調整。EOSKissX7iとPOLARISはケーブルで接続していますので、撮影条件、ピント合わせ、撮影枚数、シャッター等は全てPolaris側の画面内で行えました。

iOS用Polarisは同日アップデートされたばかりでVer.1.3.9、本体ファームウェアは6.0.0.35、アストロキットのファームウェアは1.0.2.11。

アップデートの主目的はAuto Levelingとのことでしたが使用してみると単なるボタンをタップしてもカメラが水平になるだけでした。アストロキット用のキャリブレーション前に行う水平性の自動化かと思いましたら全く違いました。やはり追尾性能を最大限に生かすためには最初のレベル調整が重要なことには変わりがありません。たぶん、何でも自動でやりたければ三脚Auto leveling THETAと組み合わせるしかなさそう。(P1000等のカメラを載せるだけでほとんど指だけのタップで全てが行えると思っているのですが)

参考に全くクッキリしていない画像なのですが望遠鏡撮影の前にP1000で撮った画像を画像2に示します。目では月らしく見えてはいたのですけれど。画像1もクッキリとはしていませんがこの差はP1000と望遠鏡の撮影の間に薄い雲が消えたのか、暗くなってきたためなのかはわかりません。

以上、画像はともかくとして、POLARISに少し重たい器具の実績づくり、最新アプリ、ファームウェアの使い勝手の記録でした。

画像2 月齢12.1 2023/03/04 17:19 COOLPIX P1000 ISO-100 2,000mm相当 f/8 1/125秒 10枚をAutoStakkert!3でスタック処理